不器用な彼が隠した2文字





「…あのさ、」



「はい!」


「……やっぱいいや」




何かいいかけてやめた朝比奈先輩。

そういうのが一番気になる…!




「言ってください…」



すると、朝比奈先輩は、顔を背けて少し沈黙して。






「……クレープ、食いに行かない?

って、言おうとした…」





なんて、頬を赤くして呟いた。



「!?」




か、かわいい……!


なにそれ、恥ずかしくてやめたの?

なにそれ、クレープとか好きなの?

なにそれ、なにそれ、そんなの可愛すぎる!