「…どうかした?」 「あ、いや、何でもないです!」 あはは、と笑うと、不思議そうな顔をされた。 うん、まあいいや! 朝から会えたし。 ちょっと贅沢な願いすぎたかもしれないし。 「じゃあな」 3年生の昇降口に向かっていく朝比奈先輩の背中を見て、ため息をつく。 「…やっぱり、デートしたかったなぁ」