不器用な彼が隠した2文字





「…あ、あのジュース飲みませんか!?

すっごく美味しいんですよ」





カフェを出て、ショッピングモールでぶらぶらして。


フレッシュジュースのお店を見かけて、朝比奈先輩を呼び止める。




「へえ」



足を止めた朝比奈先輩は、看板のオレンジジュース。

そして私はイチゴジュース。




私が意地でも自分の分のお金を出したので、今日は割り勘だ。