「ふわあああああ!」




奇声を発する私に、本気で心配そうな顔をしたお母さんが、私の部屋まで覗きに来た。




「…本当に大丈夫?」


「そ、そんな本気で心配しないで…」





熱があるなら学校やすみなさいよ、なんて言って部屋を出て行くお母さん。

その気遣いはなんだか悲しいよ、お母さん。





まあ、いいんだ。


だって、朝比奈先輩の彼女だから!