「…たくさん振り回してごめんな。 傷付けておいて今更かもしれないけど、 ……有紗、俺の隣で笑って」 その言葉に、温かくて、ふわふわして、きゅん、とする何かがこみ上げて。 はい、って頷いて、朝比奈先輩の背中をぎゅっと引き寄せたら。 同じように朝比奈先輩も、ぎゅっと抱きしめてくれた。