『おおっとー? 2年2組の加賀春希くん、これはもしかしてアタリ、引きましたね!?』 そんなアナウンスに、わぁっと盛り上がるみんな。 アタリ、ってことは、好きな人…? 意を決したように歩き出した春希。 ゆっくり、こっちの方に向かってくる。 「…有紗、来て」 手を掴まれ、走り出す。 「えっ…春希!」 足の速い春希に引かれて、急いで足を動かす。 春希、このお題って… 本当に…?