不器用な彼が隠した2文字






「前に理生くんがネックレス綺麗にしたいって言ってきた。


毎日遅くまで探して、傷も汚れも綺麗にして…

何かと思ってたけど、アンタのためだったの…?」




「っ…」




あの時のことを思い出す。

そんなに毎日、遅くまで探してくれたの?

汚れも傷も、落としてくれたの?



優しすぎる朝比奈先輩に、苦しいくらいに胸が締め付ける。