「このままだと織花、俺以外の人と関わろうとしないだろ」 「っ…いいもん! 私、理生くんがいてくれたらそれで…」 「だめだよ」 俺がいるからいい。 そう言って今までも、織花は他の人と深く関わることを避けてきた。 こんな見た目だから、男に好かれることは多くても、 一見きつい性格のせいで、女には嫌われることの方が多かった。 きっと織花は、新しい人と関わるのが怖いんだろう。 でも、それじゃあ、織花は前に進めない。