不器用な彼が隠した2文字





「今日は母親、いないの?」


「うん、仕事。

昨日から帰ってきてないよ」




寂しそうなその横顔に、視線を落とした。





「…話って、なに?」




小さい頃よく遊んだ公園。

まだ朝だからか、遊んでいる子供もいなかった。






「…織花、俺ばっかりに頼るのはもうやめろ」