不器用な彼が隠した2文字






私だって、理生って呼びたかった。



優しい顔で、頭撫でて欲しかった。



会いたいときに会いに来られる、理由が欲しかった。






どんなに願ったって叶わないその願いに、


涙は溢れるだけで。






蒸し暑い初夏の空気は、私の呼吸を少しだけ苦しくした。