その日、
私の家に早瀬冬馬が来た。

父に挨拶していきたいと、
早瀬冬馬から言ってきたからだ。

父の仏壇に、早瀬冬馬が拝んでいる。。

不思議な光景だ。

まさかこんな日が来るなんて、
私も母も思ってはいなかっただろう。。

いつも部屋にこもっている母の部屋の扉が開いている。。

いつも執筆している机には母からの手紙が置いてあった。

まどかへ
先に伊豆の別荘にいるから、早く来てね。
お母様より


母は小説家で、私の夏休みに合わせ、父が残してくれた伊豆の別荘に引きこもって小説をひたすら書くのが恒例だ。
特に最近はクライマックスだからと家にいても引きこもっていた。。

さすがに今から伊豆には行けないし、家で1人か。。。


「まどか、今日1人なのか?」

え。。。
ええええてーー?
今。。いまさ!!

「もう一回!!」

「は?。。今日1人なのかって聞いてんだよ」

うう。。

「違う!!今名前呼んでくれた!!もーいっかい!!」


「うっせーもー呼ばねー」

ちぇっ。。

「うれしかったのに!」


「は?お前そーゆーのはさー。。反則だろ。。こっちの身にも。。」


「なに?いーじゃんか!!ぶーぶーーー」