放課後、
早瀬冬馬と帰る途中。

私は覚悟を決めた。


「冬馬くん。真面目な話してもいい?」


いつも通りふざけんなって顔をされても、
今日だけはめげない!!


そんなことを察したのか、
早瀬冬馬も真面目な顔で私を見る。


よし!

「私。。もう早瀬冬馬とは一緒にいない!
朝も帰りも。。1人で帰る!
私はもう早瀬冬馬の前から消える。
だから、早瀬冬馬の頭の中から、
私のことを消して欲しい。」

最後まで言えた。。目を見てちゃんと。
でも。。涙が溢れてきそう。。。


。。。


「。。。。わかった。」


そう言って、走って帰って行ってしまった。

サヨウナラ、早瀬冬馬。

早瀬冬馬が見えなくなるまで、
見送った。
涙が止まらない。。。

私は絶対に忘れないよ?
早瀬冬馬といた大切な時間は。


本当に今までありがとう。