2階の雑貨屋さんで私たちは

足を止め、小物を見た。

「わっ!これ可愛い!!」

そう言ったのは、ストーンの

ついたネックレスだった。

「ん?じゃあ、買うか。」

そう言ってさっさとレジへ向かう。

え!?お金は!?私、持ってるよ!?

「おごりだ。」

「え・・・ありがと」

何やら定員の視線が痛い。

「あと、唐沢やめろ。冬翔でいい。」

「ふ・・・ゆ、と?」

おそるおそる言ってみると冬翔は

満面の笑みを浮かべた。

「・・・昼、食いに行こうぜ。」

照れ隠しなのか、さっさと歩いて行った。

「・・・うん!」

私は彼の後を追いかけて、走っていく。