私、待屋 餡子(マチヤ アンコ)。


高校3年生のごく普通の女の子



「おかえりなさいませ、餡子様。鞄をお持ちします。」



…ごく普通ではなかったね


私のお父様は有名な料理長かつ経営者


だからそれなりにお金も持ってるし、地位も持ってて、下手したら権力すら持ってるかもしれない



「ありがとう。」


私はメイドさんに通学鞄を渡す


「今日もお母様はいないの?」


「はい。」


「…そう。あ、私先にお風呂に入るから。夕食はその後でね。」


「かしこまりました。」


メイドさんは私に頭を下げ、何処かに行った


他のメイドさん達も同様に何処かに行った


私もまた自分の部屋へと向かった