「本当に聴いてたのか?」
「聴いてましたよ、素晴らしかったですっ。
ねえっ」
と横を向いて、老夫婦に向かい言うと、彼らも感激した旨を伝えてきた。
「そうなんですよー。
わかりますー」
と会話していると、
「ちょっと待て」
と昌磨が言ってきた。
「お前、この人たちの話してることがわかるのか?」
雰囲気でか? と訊いてくる。
「あ、もう。
人をケモノかなにかみたいに。
わかりますよー」
と酒の勢いで、ケラケラ笑うと、
「イタリア語だぞ!?」
と言ってくる。
「わかりますよー。
私、イタリア住んでましたからー」
「……は?」
「ねえ、花音さん、二回同じ言葉を繰り返すのって、酔ってる証拠だよ」
はい、もうこれね、と面倒見の良い良が水を持ってくる。
「ああ、もう水になっちゃった」
と悲しそうに言うと、
「その水美味しいから」
とよくわからない慰めのようなことを言ってくる。
「電車乗っておうち帰るんでしょ?
その辺にしときなよ」
「ちょっと待て、花音。
お前、イタリアに住んでたのか」
「聴いてましたよ、素晴らしかったですっ。
ねえっ」
と横を向いて、老夫婦に向かい言うと、彼らも感激した旨を伝えてきた。
「そうなんですよー。
わかりますー」
と会話していると、
「ちょっと待て」
と昌磨が言ってきた。
「お前、この人たちの話してることがわかるのか?」
雰囲気でか? と訊いてくる。
「あ、もう。
人をケモノかなにかみたいに。
わかりますよー」
と酒の勢いで、ケラケラ笑うと、
「イタリア語だぞ!?」
と言ってくる。
「わかりますよー。
私、イタリア住んでましたからー」
「……は?」
「ねえ、花音さん、二回同じ言葉を繰り返すのって、酔ってる証拠だよ」
はい、もうこれね、と面倒見の良い良が水を持ってくる。
「ああ、もう水になっちゃった」
と悲しそうに言うと、
「その水美味しいから」
とよくわからない慰めのようなことを言ってくる。
「電車乗っておうち帰るんでしょ?
その辺にしときなよ」
「ちょっと待て、花音。
お前、イタリアに住んでたのか」



