え、なに? と振り返ると、彰人が、
「花音。
お前の公明正大なところは嫌いじゃないが。
恋は秘めてなんぼだ。
俺はまだ今日の野望をひとつしか果たしてない」
と言う。
「なにそれ」
と言うと、
「大丈夫だ。
拓海は出かけたかもしれないし。
あいつ、家にじっとしてない奴だから。
それに、万が一、貴公子が来てると気づいても、意外にヘタレだから、乗り込んではこないさ」
と言う。
ヘタレって……と苦笑いしていると、彰人は、ぱしっ、と花音のお尻を叩いて、
「いいから、早く座れよ」
とソファへと促す。
あの……私以上に、わくわくしてますね?
と隣に座る兄の横顔を見て思った。
「なにを弾きましょうか?」
と椅子に座った昌磨が言ってきた。
彰人がなにか言う前に、
「昌磨さん、私、FLY ME TO THE MOONが聴きたいです」
と言うと、
「あっ、こらっ。
お前、なに勝手に言ってんだっ」
と文句を言ってくる。
「花音。
お前の公明正大なところは嫌いじゃないが。
恋は秘めてなんぼだ。
俺はまだ今日の野望をひとつしか果たしてない」
と言う。
「なにそれ」
と言うと、
「大丈夫だ。
拓海は出かけたかもしれないし。
あいつ、家にじっとしてない奴だから。
それに、万が一、貴公子が来てると気づいても、意外にヘタレだから、乗り込んではこないさ」
と言う。
ヘタレって……と苦笑いしていると、彰人は、ぱしっ、と花音のお尻を叩いて、
「いいから、早く座れよ」
とソファへと促す。
あの……私以上に、わくわくしてますね?
と隣に座る兄の横顔を見て思った。
「なにを弾きましょうか?」
と椅子に座った昌磨が言ってきた。
彰人がなにか言う前に、
「昌磨さん、私、FLY ME TO THE MOONが聴きたいです」
と言うと、
「あっ、こらっ。
お前、なに勝手に言ってんだっ」
と文句を言ってくる。



