「なにを言う。
貴公子が花音と結婚したら、俺の弟じゃないか」
「なに言ってるの、もうっ」
と勝手に話を進める兄に赤くなる。
「……ま、今のままでは、こいつ、結婚式の誓いのキスで逃げ出すけどな」
そんな余計なことを言いながら、花音の手からケーキの箱を取り、
「お茶を淹れてくる。
貴公子、珈琲か? 紅茶か? お茶か? 中国茶か?」
と訊いてきた。
「え、中国茶まであるんですか?」
キッチンに行きかけた彰人が振り返り、こちらを冷たい目で見て言う。
「雑貨好きの花音が、雑貨屋で、道具を一式買ってきて投げ出したんだ。
もったいないから、俺がいろいろ淹れてみている」
「それはぜひ、いただきたいです。
でも、ケーキだから、どうだろう」
と昌磨がこちらを見る。
「じゃあ、最初は珈琲でも淹れてやる。
あとで、中国茶にしよう。
まあ、その辺でゆっくりしてろ。
花音の部屋はあとで見せてやる」
「い、いや、別に私の部屋に入っても、なにも珍しいものなんてないんですけどね」
と花音は赤くなって手を振り、言った。
貴公子が花音と結婚したら、俺の弟じゃないか」
「なに言ってるの、もうっ」
と勝手に話を進める兄に赤くなる。
「……ま、今のままでは、こいつ、結婚式の誓いのキスで逃げ出すけどな」
そんな余計なことを言いながら、花音の手からケーキの箱を取り、
「お茶を淹れてくる。
貴公子、珈琲か? 紅茶か? お茶か? 中国茶か?」
と訊いてきた。
「え、中国茶まであるんですか?」
キッチンに行きかけた彰人が振り返り、こちらを冷たい目で見て言う。
「雑貨好きの花音が、雑貨屋で、道具を一式買ってきて投げ出したんだ。
もったいないから、俺がいろいろ淹れてみている」
「それはぜひ、いただきたいです。
でも、ケーキだから、どうだろう」
と昌磨がこちらを見る。
「じゃあ、最初は珈琲でも淹れてやる。
あとで、中国茶にしよう。
まあ、その辺でゆっくりしてろ。
花音の部屋はあとで見せてやる」
「い、いや、別に私の部屋に入っても、なにも珍しいものなんてないんですけどね」
と花音は赤くなって手を振り、言った。



