流星くんの無表情も好きだった。 少し笑った顔も、 余裕の笑みも、 笑顔も、 全部全部好きだった。 学ランのボタンとワイシャツのボタンを外して、見えるトレーナーの格好もかっこよくて、キュンとして、 そして何より、 夏樹を見つめる瞳を、 私に、 私にだけに向けて欲しかった。