それから少し経って

また席替え。

私はまた流星くんの隣になった。

だけど、あまり話さない日々。

私が、流星くんを好きと認めてしまって恥ずかしくて話せないから。

だけど、勉強は教えてもらったりしてる。

だけど前にも増して、

夏樹への視線が優しくなってる気がする。


その度に歪む視界。

ぽろっと涙がこぼれたのをあくびをしたふりをした。