「あのさ、紫音のバイト先教えてくんね?」 『えっとぉ〜…んー…ねぇ、ゆぅくん。紫音ちゃんのバイト先どこだっけぇ?』 陽菜ちゃんはその〝ゆぅくん〟とやらに聞いているようだ 『西町の○×コンビニ…だってぇ!』 ゆぅくんという彼がコンビニ名を答えて陽菜ちゃんに代わった 「お、さんきゅ。またな」 『はいはぁーいっ』 俺は急いで準備をして家を出た 今日は変装グッズも付けている余裕はなかった