私は会計を済ませ、重い足取りで流羽のところへ行った 「遅かったな…ってお前なんか顔色悪いけど?」 「ごめん、もう帰りたい」 …本当はまだまだデートしたいのに やっとできた初めてのデートだったのに 「じゃあ、帰るか」 流羽は少し心配そうな顔をして私の手をいつも通り取ろうとした 「いやっ…」 …けど私がその手を振り払ってしまった