「ばかっ!!」 紫音は少し俺から離れて真剣な目で言った 「辞めるなんて簡単に言わないで!私ちゃんと知ってるんだから、流羽が仕事好きだって」 「そうだけど…」 「本当はすごく不安だよ?いつか本当に手の届かない存在になって私はテレビでしか流羽を見ることができなくなるんじゃないかって」 「なら…」 「でもね、私はこうして流羽がちゃんと抱きしめてくれれば大丈夫だから。流羽のファンの子悲しむよ?」 「紫音…」 紫音はやっぱり昔と変わらずすごく強かった