「それ、誰にあげるのか知ってるの?」

「え?」

 そういえば私、知らないかも・・・?

 表情に表すと、やっぱりっていう顔で

蓮のほかにもみんなあきれ顔をしてい

る。

「紅音さんに上げるのかもしれないじゃ

ん。もしかしたら誰かの誕生日プレゼン

トとして選んでたのかもしれないし。」

 う・・・。

「聞かないと・・・」

 ハッキリさせたい。そう思う。

 苦しむことも悩むこともこんなにも辛

いということを知った。

 だから、次は?

 次は、ハッキリ聞くべきだ。

 浮気がどうか。