「うん。」

 そう言って電話を切った。何か気が楽

になったような気がする。

  



 二十分後。

「で、何があったの?」

 電話を受けた張本人の優理が聞く。

「・・・・あのね」

 そう言って、かのという子といて、女

物の装飾品を選んでたということを話し

た。

「すっごく可愛い子で、航太も笑って楽

しそうにしてた。」

 みんなはそう聞くと、眉根を寄せた。

「それって、浮気?」

 光希が渋り顔でぽつりと話す。

 え?

「うん、そうなるよね」

 え、楓まで!?

「え~、そうなのかなぁ」

 梨菜が困った顔をする。リア充め。