両思いになってから一ヶ月がたったあ

る日。

 雑貨屋に立ち寄っていた。

「ん?」

 ふと見てみると、航太がいた。

「あ、こう・・・」

 笑いながら手を振って、声を掛け掛け

たその時。

「んも~!航君っ」

「ったく、これだから華乃は・・・」

 呆れている航太の隣にいるかのとかい

う女の子。

 ・・・すごく可愛い。

 お似合いの二人みたいな感じで、女物

の色んな物を手に取っている。

「え?」

 驚きを隠せない。どうしてっていう質

問しか出てこない。