それでも好きなんです。

 誰も、航太も、追いかけてくれはしな

かった。


「航太にとって、私ってなんなんだろ。

友達として?恋愛対象として?それとも

友達の端くれにも満たないのかな?」

 はぁ、とため息をついた。

 するとなにやら向こうが騒がしく感じ

る。何だろう・・・?

「何であんたがいるの!?」

 優理のおどろいた声にびっくりする。

 お皿の上に乗っているモンブランを落

とさないように、足早に優理達の方へ急

ぐ。

「優理?どうしたの?」

 ひょいと後ろから覗き込みながら、聞

いてみる。

 するとそこには、意外な人がいた。噂

をすると何とやら・・・。

「こう、た・・・」