「迷惑って・・・」

「え?」

 何となく不機嫌な口調になる。

「迷惑って分かってるんなら、告白なん

てしなければいいじゃん」

 いつもの俺ならあり得ない言い方。断

り方。

 じゃあ、《うん、ありがとう。でもゴ

メン》っていうのが俺?そんなの違う。

「そんな・・・」

 目を開いて俺を凝視する。

 そんなことを気にせず、教室へと向

かって歩いた。