何故だ?理由はわからない。嫌じゃな

かった。

 そう考えてるうちに、紅音は帰って

行った。

 そっと目を開けると、つぶやく。

「反則だろ、それ・・・」

 ほんのりと頬が赤い。

 気恥ずかしさを紛らわすため、寝返りを

打った。