それでも好きなんです。

 航太は眉根を寄せて、覗き込んでく

る。

 そんな顔、しないでよ。

「笑えないよ。航太、華乃さんといた方

が、笑ってたような気がする。」

 そう言って逃げるように立ち去ろうと

した。

 その時、腕を掴まれて、不意に。

「んっ・・・」

 キスをした。

 いきなりすぎて、酸素が足りなくな

る。

「・・・・っあっ」

 息が一気に入ってくる。

 航太の顔はほんのりと赤い。

「これでも、まだ別れるっていうの

か?」