「どうでした?」
不安げな顔をして早川を見た店員が、再び聞こえたイッキコールに不安げな表情を浮かべる。
「ビール三本、唐揚げと春巻きが一皿ずつ追加です」
「え、追加って――」
「いえ、しなくてもいいですよ」
ニコリと笑みを見せる早川に対し、何をするのだろうかという疑問と不安が浮かぶ店員。そんな店員の前で、早川が店長を呼び出しこう告げる。
「店長、短い間でしたが私は本日をもってここを辞めることになりました」
いきなり何を言い出すのか。通常ならばあり得ないことだが、店長は万事心得たとばかりに重々しく頷いた。



