休憩に入っていた早川の元に、慌てた顔をして同僚がやって来る。
「早川さん大変なんですッ、すぐ来て下さい」
「何があったんですか?」
そう言いながら席を立ち、身支度を整えながら女店員と共に通路を歩く。
「栗山(くりやま)さんとお客さんが喧嘩やってるんですッ、しかも内容が――」
説明を聞き終わるよりも先に、信じられない光景が目に入った。
「ちょっとどういうこと!?私と付き合ってんじゃないの?浮気してたの!?」
「待て待て待て、ここで話すんのヤバいから、マジヤバいから黙ってくれッ」
「何?一体どういうこと?爽太(そうた)、この人何、彼女?じゃあ私は!?」
とんでもない話が聞こえ、早川は一瞬呆然とする。



