早川彩澄の華麗なる日々



チンピラ風の男達が大騒ぎをしていた。食事が済み、口が開いたからかとにかく騒がしくしている。居酒屋で新年会か忘年会かをやっているかの如く、喧しかった。


場所はファミレスで、時刻は午後7時を回っており夜のピーク時といえる。そのため家族連れの客も多いというのに、四人の男は馬鹿騒ぎをしていた。


例え高尚な話をしていたとしても、ギャーギャーと形容出来る声であれば迷惑なことこの上ない。だから店員が注意に入るのは当然のことだった。


「申し訳ありませんが、他のお客様のご迷惑になりますので、お静かにお願いします」


怯えを覚えながらも迷惑な男達に対峙したのは男の店員だった。


この店には早川がアルバイトとして入っており、こういった迷惑な客には彼女が対処にあたるのが恒例だ。だが、女性に頼ってばかりはいられないという理由で青年がこうして前に出た。