「フンフフフーーン ♪」 私は鼻歌を歌いながら、皿洗いをしていた。 ちなみに今日も学校の日。 そしていつも通りの朝のレッスン中だ。 最近は、執事の仕事にもすこーーし慣れてきたと思っている。 相変わらず鳩場さんには叱られるけど。 「慎重に、慎重に.... 」 私は自分に言い聞かせながら、洗い終わったお皿を棚に戻す。 拓海くんの家にあるものは全部、高級品だから壊したら大変だ。 借金どころじゃないはず。 だから、細心の注意を払っていると_____ 「栗山さん。」