地味な君のお隣を ▽短編




「……では、早速競技を決めていきます。」


LHR。
体育祭まであと1ヶ月半ほど。

事前に調べた競技の記録を見ながら、立候補も考えてやっていく。

俺が名簿を見たとき、初めて知った名前がめっちゃいてビビった。ま、生田は当然のように全部知ってたけど。


教室でいるときは、大体生田ぐらいとしかいねえから、覚える必要もない。


……ってこれじゃあ、真面目に孤立してんじゃねえか。


「えっとー、じゃあー」


生田がドンドンと進めていって、俺は黒板書記。応援団なども決め、ラストはリレーとなった。


「リレーは、速い人たち集めればいいよね?」


生田の問いに皆頷く。


そう言えば、50のタイム俺把握してなかったな。誰がなるだろうな?



「タイム順でいくね。女子はあたし、花織、知穂、杏沙。」


俺は名簿を見ながら書いていく。
やっぱり生田は速いんだな。
小中と陸上やってたもんな。

高校は何故かやってないけど。


「男子は榛名、幹人、新次、柊和。で、補欠で梨子と正太ね。」


「え、俺補欠なの?」

「うん」

「なんで、はるな?って奴が一番速いの?」

「え?あー、榛名昔から速いから。…ね、榛名!…………ってどうしたの」