「……では、早速競技を決めていきます。」
LHR。
体育祭まであと1ヶ月半ほど。
事前に調べた競技の記録を見ながら、立候補も考えてやっていく。
俺が名簿を見たとき、初めて知った名前がめっちゃいてビビった。ま、生田は当然のように全部知ってたけど。
教室でいるときは、大体生田ぐらいとしかいねえから、覚える必要もない。
……ってこれじゃあ、真面目に孤立してんじゃねえか。
「えっとー、じゃあー」
生田がドンドンと進めていって、俺は黒板書記。応援団なども決め、ラストはリレーとなった。
「リレーは、速い人たち集めればいいよね?」
生田の問いに皆頷く。
そう言えば、50のタイム俺把握してなかったな。誰がなるだろうな?
「タイム順でいくね。女子はあたし、花織、知穂、杏沙。」
俺は名簿を見ながら書いていく。
やっぱり生田は速いんだな。
小中と陸上やってたもんな。
高校は何故かやってないけど。
「男子は榛名、幹人、新次、柊和。で、補欠で梨子と正太ね。」
「え、俺補欠なの?」
「うん」
「なんで、はるな?って奴が一番速いの?」
「え?あー、榛名昔から速いから。…ね、榛名!…………ってどうしたの」

