お母さんに優子のことを話すと、
お母さんは、悲しそうに

大丈夫と、何度も頭を撫でてくれた。

それに安心して、私は涙をこぼした。

そして、
次の日、いつものように学校に行くと、

HRで優子が転校したということが伝えられた。

それを聞いた里美と梨々香と茜は、つまらなそうに舌打ちをしていて新任の先生は、すごくビクビクしてた。

クラスのみんなもキョロキョロ目線を彷徨わせていて、情けない。

私は、窓際の一番後ろのいつも空いてる席を眺めながらそう思った。