「いやぁぁあー!!!」 優子の、一番大切な、綺麗な髪の毛が 里美の手によって、おかしくなっていたのだった。 その次の日から、優子は学校に来なくなった。 何度家に様子を見に行っても、 音信不通。 「優子、守れなくて、ごめん。」 優子の家の前に行っては、届くはずはないとわかっていても、 泣きながら、頭をさげる毎日。 だけど、 それも、二週間後には、終わった。