後ろから、すすり泣く声。 「望愛、どけ。」 「いやっ。」 「どけって言ってんだよ!」 パァーーンッ! 校舎裏に大きな音が響いた。 頬を平手打ちされたんだ。 けど、私は、それでも、優子の前を離れない。 「いい加減にしなよっ!」 「は?うぜーんだよ!偽善者!」 ドスッと、お腹に蹴りが入った。 「、うっ!!」 それでも私は、どかない。 泣きながら優子は、もういい。 と繰り返してるけど、 どいたら優子は、もっと酷いことをされる。