親父のあの言葉がきになる。 それにたぶん、ここに絶対にいたんだ。 佐藤が。 ぼーっと天井を眺めてるとあることを思い出した。 「アルバム。」 俺はゆっくりとふらつく足をなんとか進めた。 そして、淡い青のアルバムを取り出した。 ドクンドクン脈立つ心臓。 隠されるように置いてあったアルバムには、なにが書いてあるのかわからない。 だけど、見ないと後悔する。 そう思ったんだ。