こんなこと覚えてねぇよ、 おぼ、えてない? 俺、は? どういうことだ? わかんねぇ、頭がズキズキしてる。 なにが起こってんだよ… わかんねぇ。 涙がこぼれた時、 「愛希!愛希!しっかりしてっ!愛希!」 はっ、 と目を覚ました。 気づくと、俺は部屋にいて、 母さんは、泣きながら俺の体を揺すってた。 あの夢のなかの佐藤が気になって、急いで起きようとしたら、頭痛が襲ってきた、俺はまたベッドに横になった。