「なぁ、愛希。」 「んだよ。」 「その態度、俺の前ではしていいけどよ 莉奈の前では、そんな態度すんじゃねぇぞ。 莉奈悲しむからさ、」 そう言いながら、参考書を拾い上げた親父は棚の方に足を進める。 莉奈、母さんを呼ぶ声色は優しくて、本当に愛してんだなってわかる。