「うそ、じゃ、ない。」 「わかってるよ。」 「なにが?」 佐藤の震える声に俺は、冷静に返す、 「あの写真の金髪の男が好きなんだろ?」 目を見開いてスプーンを床に落とした佐藤。 「なん、で、」 呆然と、立っていて。 やっぱりその態度が認めてるのと同じだった。 なぜか、それに深く傷ついた俺。 佐藤も同じようにすごく傷ついた顔をしていた。 なんなんだよ。 ぼろぼろ涙をこぼし始めた佐藤。 そして、ゆっくりと口を開いた。