しばらくすると、眠ってしまった梨々香を、 ソファーに寝かせた川島くんは、 ごめん、と土下座をしてきた。 「え?!頭を上げてっ!」 「「なにやってんだ、ばかっ!」」 だけど、川島くんは顔を上げようとしない。 震える肩を見て、私たちはなにも言えなかった。