愛希side


「いい加減にしろよ。このバカ息子。」

ガンッ。

親父が静かに冷たい表情を俺に向けている。
本気で切れている証拠だ。

母さんは、そんな親父を必死に止めてる。

潤と凛は唇を噛み締めて俺を見つめている。

「…あ"?」


望愛が俺の前から消えて1ヶ月半が経った。

この1ヶ月半で俺は自分でもわかるくらいに変わったと思う。