私は、退学届を書いてから、 愛希くんとの約束の時間まで眠りについた。 再び目をさますと 約束の1時間前。 家からたしか、10分だよね、 なるべく早めに準備をして、 二冊のアルバムを持って家を出た。 多分、愛希くんはまだ学校だよね? その間に私は愛希くんの家に向かった。 インターフォンを鳴らすとすぐに出てくれた莉奈さんに笑ってアルバムを渡した。