嬉しい気持ちが大きい反面。 私の心は嫌な予感で埋め尽くされていた。 無意識に震える体を愛希くんが顔を歪めながら強く抱きしめてくれたことも気付かないまま。 見えない不安に 私は怯えていた。 あと少しで、 君とさよならするなんて、 思いもしなかった。