「望愛っ! よかった。 目が覚めたんだな。」 そう言って私を抱きしめてくれた。 その温もりに安心した私は 愛希くんの背中に腕を回した。 愛希くんが本当に心配してくれていたということは、 愛希くんの震えている体ですぐにわかった。