学校に着くとすぐに始まる

始業式。

その頃には、だるさがマックスになっていて、

目の前がくらくらする。

こんなの、初めて。

校長先生の話を聞きながら必死に

だるさと戦う。

だけど、

暑さもあってなのか、

私はその場に




倒れてしまった。




「…望愛っ!」


最後に聞こえたのは、
愛希くんの声だった。