それが、顔に出てたのか

額に手を当てられた。

「熱もう下がったよ?」

心配そうにする愛希くんに笑って見せた。

だけど、

眉間に皺を寄せた愛希くんは、

「少し熱あるな…」

そう言って頭を悩ませた。


「え、私学校いくよ?!」

と言っても、

んー。と眉間に皺を寄せるばかり。

「新学期だもん!いくよ!」

と、必死に言うと、渋々納得してくれた愛希くんは、

「わかった。
先、下いってるな。」

そう言って部屋から出て行った。