だけど、何事もなく点滴が終わると 私はすぐに帰された。 帰りの車でスマホを開くけど、 愛希くんからの連絡はない。 その事実が悲しくて辛い。 窓から、登り始める朝日を眺める。 だめだ、 頭痛い。 私は静かに眠りに入った。