それから連絡は来なかった。 私からもしなかったし。 3年記念日。 たくさんの、おめでとうメッセージは来るのに、 愛希くんからのメッセージは来ない。 ボロボロこぼれる涙。 ピンポーン。 静かな家にインターフォンが鳴り響いた。 「…あい、き、くん?!」 急いで玄関に向かってドアを開けると、 「望愛〜!二宮〜!3年記念日おめでとう! 邪魔しにきたぞー!」